怪しすぎる業界
大当たりしないデジパチと実際に遭遇しだしたのは16年くらい前だろうか。
当時、パチンコ攻略は体感器を使用した止め打ちが次々と発表され、三共、平和、ニューギン、第一商会、三洋、ほぼ全メーカーと言ってもいいほど攻略台の提供があった。
ちょうどこの頃はインターネット時代の幕開けと時期的に重なり、遠隔操作のハイテク化が加速したのも、この頃からではないだろうか。
デジパチの出目決定には幾つかの方式があるが、係数方式ではないものは全て怪しい。
カラだろう。
カラ(=大当たりしないデジタル、スロット)と言っても、普通に使えば普通に当たる訳だが、大抵のホールは台が正常に機能しない環境で使用するから普通には当たらない。
勿論これは台を開発する際に計算されている事で、それをどう使うかはホール次第という具合だ。
こういうカラクリは攻略法を使用したときにハッキリと分かることがある。
体感器攻略で大当たりポイントが分かっていると当たる時は入賞時にある程度判断が付くワケだが、カラの場合いくらジャストで入賞したように見えてもハズレ続けるのだから気付いて当然だ。
いちばん分かり易かったのはニューギンのエキサイト123という機種だった。(ニューギンさん、すいません...。)
シリアルと言われる電気的な信号により2つの乱数のうちの片方がパスされるという仕組みだったようで、これによって大当たりポイントが23倍に増幅され、本来のポイントから最大で約0.23~0.47秒くらいの入賞誤差があっても大当たりになった。
分かりやすく言うと大当たり確率が23倍、普通に打っていても1/10ということになる。
しかし、今でこそ乱数の方式の違いによる問題点が一部雑誌などで報じられているが、当時はまだそういった話はあまり聞かれなかった記憶がある。
じっさいホールでの状況もまちまちだった事もあり、話題として表面化することはあまり無かったという感じだろうか。
15年以上むかしがこういう状況で、その後も何の問題にもならずに現在まで続いているのだから誰にでもおおよそ見当はつくというものである。
パチンコはギャンブルであると同時に娯楽産業でもあるから、有料で楽しむというだけの感覚で利用することも個人の選択であるが、換金システムが公認されている以上、業界の自主規制ばかりに依存せずに法的規制による構造改革が必要なのではないだろうか。
「イヤなら遊びに入らなければいい」という決まり文句があるが、それは市民レベルの会話であって、行政が同じ事を言っていてはならないと思う。聞く所によるとパチンコ業界の規模は日本の自動車産業と未だそれほどかわらないらしい。凄いね。
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